二つの金利はどちらがいい?

住宅ローンはローンですので、当然返済の際には金利に応じた利息も払わないといけません。これは借りているお金であればカードローンなど全てに共通する事ですので、原則として借りたお金はそのまま返すだけではないという事は、ローン利用前に理解しておきたいところです。
(⇒カードローンとはどんな借り入れか?

そんな金利ですが、実は二種類のタイプが存在しているのはご存知ですか?これに関してはあまりプッシュされていないので知らないという方も多いのですが、金利の種類というのは大きく二つに分けると『変動型金利』と『固定型金利の二種類があります。

住宅ローンにおいてはこの金利だとどちらがいいのか?今回は住宅ローンに向いているのはどちらのタイプの金利か、判断するために簡単に二つの金利を説明します。

変動金利は平均的な安さが魅力

カードローンなどにも多い変動型金利というのは、名前の通り変わる可能性がある金利です。固定型金利も一応変わる事はあるのですが、変動型は返済途中にも変わる可能性がある金利の事となります。

あまり金利にコロコロ変わられても…と思うかもしれませんが、もしも金利が下がった場合には返済は楽になりますし、何より変動型金利の方が固定型金利に比べて平均的に安く設定されています。昔は住宅ローンには固定型金利が多かったのですが、近頃は変動型金利の住宅ローンも増えて来ました。

変化する分当初の計算からズレが生じる事もありますが、基本的に固定型金利よりも安いという事で、今ではこちらの金利の方が人気がやや高いと言われています。

固定金利は変わらないのが利点

続いて固定型金利も名前の通り、借りた当初からの金利が完済まで固定される事です。こちらは例え固定型金利が見直されたとしても、今現在払っている内容には変化がありません。

それこそが最大の利点で、完済までをしっかりと計画している人ならば「完済時期も固定されているので、目標を持って支払える」という事で愛用されています。もちろんボーナス払いも含めた返済計画においても時期が分かりますので、それらの有無による変化も見やすいのが利点です。

ただ、固定型金利は全体的に変動型金利よりも高めの値で設定されています。変動型金利がどのように変化するかを見極めないと、損をする可能性が高いのが難点です。

自分のスタイルに合わせて金利を選ぼう

現状では基本的に安めの変動型金利の方が人気がありますが、固定型で最初から最後まできっちりしたいなら、もちろん固定型金利を選んでしまっても問題はありません。

住宅ローンのように多額で長期的な返済となると、特に自分が使いやすい方を使うというのが重要です。自分の経済状況や性格に合っているかなど、総合的に判断しましょう。