住宅ローンとカードローンでの返済の違い
お金を借り入れての返済というのは、基本的に住宅ローンでもカードローンでも変わりません。毎月決まった日に決まった金額を支払う事で返済が進み、利息も含めた借入金額を払い終えれば完済となります。こうして見ると、借り入れというのは借りたら返すだけの非常にシンプルなものです。
(⇒住宅ローンの特徴はこちら)
(⇒カードローンの特徴はこちら)
ただ、カードローンと住宅ローンでは決定的に違う事があります。それは借り入れる金額の規模の違いですね。
カードローンであれば数千万単位になる事は基本的になく、数万円だけ借りて返すという方も多いでしょう。そうした小口の借り入れにも使いやすく、同時に返しやすいのがカードローンなのですが、住宅ローンはそうではありません。
大きな金額を借りたら長期的な返済になる
住宅ローンというのは、マイホームであれば一千万以上、マンションであれば億単位に届く事も珍しくありません。そんなお金を一度に用意できる人は限られていますし、だからこそ住宅ローンが今日も使われているわけなのですが、カードローンと違って十年以上でも珍しくない返済期間となるはずです。
そうした長期的な返済になると金利の発生も気になるし、カードローンであればちょっとくらいなら無理をしてでも素早く完済した方が、結果的に楽になる事もあります。しかし、住宅ローンではそうも言ってられません。
お金の返済というのは期日を守ることが最重要であり、住宅ローンのように借入金額が大きく金利発生分も多い場合、毎月ギリギリの返済をして早く終えようとするのは負担が大きすぎます。そうなるといつかは無理をきたして払えなくなってしまい、返済において最も大切な事が守れなくなってしまいます。
ですので住宅ローンというのは、カードローン以上に敢えて無理の無い返済金額に設定しておくのが肝要です。支払いが長引く事よりも払えない事で被る損害の方が大きいので、借入金額が大きい場合の返済はきっちりと長期的な計画を立てておかないと、いつ足元をすくわれるか分からないのです。
多めに設定しなくても住宅ローンの支払い負担は大きい
住宅ローンの支払金額というのは、借入金額が大きいので毎月五万円くらいの支払いになる事も十分考えられます。そうなると無理をしてさらに支払うというのはよほど収入に余裕が無いと難しいので、毎月まずは最低限の支払い金額から把握しておきましょう。
長期的な支払いは予め長引いても仕方ない、と割りきっておくのも大事なのです。