家計の把握は住宅ローン返済を助ける

住宅ローン返済には、やはり単純に収入が多いほうが有利になります。これは審査段階の話だけではなく返済途中にも言える事で、十分な収入があれば返済しながらいざという時のためのお金を貯めておいたり、適度に娯楽なども楽しむ事だって出来るのです。
(⇒借り入れ審査に重要な事って?

しかし、収入が豊富でない…住宅ローン審査をギリギリ通過する程度の収入であっても、厳しい生活を強いられるわけではありません。毎月の支払額を減らして負担を分散したりすることで、住宅ローンを使えるなら誰でも完済する事は可能なのです。

そしてなかなか見えにくい部分…家計自体を調整することにより、住宅ローンの支払いにも影響する事があります。支払い金額と収入だけではなく、もっと自分の根本的な…生活に関わる部分を見直してみましょう。

家計簿で住宅ローンも管理する

家計を効率的に回すなら、やはり家計簿を付けるというのが非常に無難かつ効果的です。家計簿って続かない…という人は、パソコンに搭載されているエクセルやネット上で使える計算ツール、スマートフォンのアプリケーションを使うことで、手軽でありながら正確な家計簿をつける事が可能です。

家計簿を付けていて便利なのは、やはり住宅ローン返済も交えた収支確認でしょう。家計簿というのはお金の動きを記録するもので、例えば一ヶ月単位でつけていれば、収入と出費のバランスで赤字か黒字かを見る事が容易になります。

そして住宅ローンが加わって赤字になっている場合、払えなくなる前に返済額を減らしたりすることで、安易に手放す前に手を打つ事ができます。住宅ローンを払えない事で発生するデメリットは大きく、最悪の場合は住宅を手放して尚且つ返済だけ残る…なんて事も珍しくありません。
(⇒住宅ローンの任意売却での解決の問題点

家計簿は住宅ローン以外でも役立つ

住宅ローンを開始してから家計簿を付けるというのも効果的ではありますが、住宅ローン使用以前から、もしくは住宅ローン終了後も継続的に家計簿をつけていく事で、つけていない時よりも格段に無駄を見つける事ができます。

人間というのはお金の流れを記録していくだけでも無駄遣いをなくせるので、是非家計簿を付けるという事を習慣化してみてください。