気になる住宅ローンの金利

カードローンの金利というのは、大体10%以下ともなれば低めの金利となります。当然限度額によって金利が変化する事を踏まえれば契約初期は異なるかもしれませんが、とりあえずは目安として頭の隅に置いておきましょう。

そしてカードローンとは比較にならないくらいのお金を借りる事になる住宅ローンの場合、当然借入金額に応じて高くなる金利発生も馬鹿にならない額となります。住宅ローンの金利というのは、より慎重に、多くの人が神経質に見比べていることでしょう。

住宅ローンの金利は安い

では、その気になる金利の値というのはいかがなものなのでしょうか?実は住宅ローンというのは、年率だけで見ればかなり安いと言って差し支えありません。

住宅ローンの金利というのは、大体が1%台です。年率1%という事は例えば10万借りていたなら年間で1000円しか発生しない事になります。お金を借りた場合の負担としては非常に微々たるもので、こうして見ると低金利という意味では理想的とも言えますね。

しかし、それは10万という借り入れにしては比較的小口であった場合の話です。実際には住宅ローンというのは1000万以上する物件購入に使うものであり、そうなると話は全く変わってきます。1000万の年率1%としたら、その額は10万にもなるのです。これは借入残高ではなく発生した金利なのですから、住宅ローンにつきものの金利というのがいかに高額になるか分かりますね。

さらに支払いに20年費やしたとしたら、その間に支払って金利負担が減ったとしても、100万以上は金利負担として払っている事になります。この100万というのはいくら経済的に余裕がある人にとっても、一般家庭なら相当な負担である事は否めません。住宅ローンは完済まで長引くのが前提ですので、住宅ローンがいかに『例え低金利でも十分利益が出せる』ローンなのかが良く分かりますね。

住宅ローンの金利は甘く見ないようにしよう

実際のところ、それでもむしろ借入金額から考えればまともとも言える範疇なのですが、私たちの身近な負担に例えてみて考えると、決して低い負担とはいえませんよね。

住宅ローンを決断する前には、低金利である事よりも発生する金利を具体的に知っておく必要があります。目先の年率だけに目を奪われないようにしましょう。