住宅ローン金利の法則

住宅ローンの金利というのは低金利です。あくまで毛色の違うカードローンなどと比べた値なのですが、それでも1%台の金利というのは、まさに最低限の値が設定されていると言えましょう。

ただ、借り入れる金額が大きな都合上、低金利であっても払う利息というのはかなりの金額になります。住宅ローンというのは二十年以上にも渡る返済になる事もあり、総合的な返す金額の推測値を見ただけでも、愕然とする方も多いでしょう。

そしてこの『住宅ローンを返す期間』というのも金利の値自体に直結しているのは御存知ですか?住宅ローンならではの金利の法則を知り、是非計画的な住宅ローン支払いに役立てて下さい。

長引くほど割高になる住宅ローンの金利

住宅ローンの金利の数値は、返済期間が長引くほど『高く』なっていきます。これは年率で発生する値の事ではなく、その値そのものが上下するという意味です。

分かりやすい例えでだすなら、とある金融機関で住宅ローンを組む場合、10年ローンまでなら1.59%の金利になるのですが、それ以降…例えば15年で返すつもりでプランを組むなら1.89%になってしまいます。小数点以下の値ではありますが、借入金額が高い住宅ローンにおいては見過ごせない値と言わざるを得ませんね。

つまるところ、住宅ローンというのはカードローン以上に早い完済というのが効果的なのです。カードローンなら契約時の条件のまま完済まで進め、その間は金利変動が無い限りは返済期間毎に決められた年率で発生します。

しかし住宅ローンの場合、長引くと金利発生タイミングが増えるだけでなく、金利自体が高くなってしまいますので、相乗的に見てもより高くなってしまっているという、私達利用者にとっては「何だか損をしているようにも見える」状態になってしまいます。それでも1%台の金利に収まっている事に感謝するのも事実ではありますが、より金利負担が下がるというのは、私達にとって理想的なのは言うまでもないでしょう。
(⇒低ければ低いほど理想的な金利

住宅ローンを早く返すためには

住宅ローンはなるべく短い期間で返す事がカードローン以上に節約にはなるのですが、毎月の負担だけでも馬鹿にならない住宅ローンを任意返済するのは難しい事です

なので住宅ローンを少しでも早く完済するなら、ボーナス払いが狙い目です。余裕のある時にはしっかり返しておき、金利負担低減に努めてみてください。