現金借り入れの基本的な法則
住宅ローンは独自の法則で金利が増減しますが、その点で言えばカードローンというのは金利の変動がない限り、期間によって金利自体が変わる事なくそのまま借りて返してが行えます。借り入れに関してもルールがシンプルな方が、私達利用者にとってはありがたいですね。
ですが、カードローンというシンプルな現金借り入れでも何の法則がないとはいえません。特に金利に関しては貸付側の利益にも繋がる値なので、法定金利を守りながらもシビアに設定をしています。
(⇒法定金利の正しい値はこちら)
そんな金利の変動具合について見ていき、自分が欲しい金利条件について考えてみましょう。
カードローンの金利は限度額とセットで変動する
カードローンの金利というのは、限度額によって変動します。例えば下限金利が8%で上限金利が18%の場合、審査で決まった限度額次第で金利がこの間から変わる事になります。
(⇒金利は上限と下限をチェックしよう)
そして限度額が高いと金利は下がり、逆に限度額が低いと金利は高くなります。限度額が少ないというのは審査に必要な条件である収入にも余裕が無いという事でもあり「収入に余裕が無いのに金利が高いと本末転倒じゃないの?」と思うかもしれませんが、良く考えてみて下さい。
限度額豊富で限度額ギリギリまで使ってもらえるなら、低金利であっても借入額が大きいと相対的に発生する金利は増えますし、返済期間が伸びれば当然金利発生タイミングも増えます。つまり、金利が低くとも使ってもらう機会が多いほうが利益になるのです。
その場合、限度額が豊富でも金利が高いと使いにくいので疎遠になる事が多いです。限度額を上げて金利を下げるというのは、限度額内でしっかり使ってもらいたいという意思の表れなのです。
限度額はとりあえず増やしておいてもOK
そう考えると限度額を増やすという事は貸付側にメリットが多そうに思えますが、私達にとっても限度額が増える方がよりたくさんの用途で使えますし、金利が下がれば返しやすくなるのが事実です。
それにカードローンの限度額が増えても使うことを強制されるわけではありません。増やせるようなら増やしておいても無駄にはならないのです。