金利の計算をしよう
借り入れにおける金利というのは、基本的に年率で表示されています。年率というのは文字通り年間で発生する金利ですので、例えば年率8%で10万だとすると、年間で8000円の利息が発生している事になります。ちなみに8%というのは金融業界でも比較的低金利で、カードローンの場合はむしろ好条件と言えるでしょう。住宅ローンの場合はそもそも借入額が大きいので、相対的に発生している額が大きいという事になりますね。
しかし、年率で表示されているからこその落とし穴というのもあります。実際には落とし穴というほど悪意があるものではなく、少し考えれば行き着く疑問ではありますが、借り入れに慣れないうちはどうしても目先のことで考えられない事です。その点について見ていきましょう。
金利は毎日発生している
金利の発生タイミングというのはご存知ですか?「年率なので一年に一回発生しているんじゃないの?」という意見や「毎月の返済日毎に発生しているの?」という意見が多そうですが、そうではありません。
そう、金利というのは実は毎日発生しているのです。金利の値自体は年率で表示されているのですが、正確には年率を一日ごとに割った金額が発生しているような形です。一日の発生金額というのはそれこそ一日だけで見れば微々たる額ですが、それが毎日必ず発生していると考えると、どうでしょうか。
お金の借り入れは一日でも早く返していくのが有効というのはそういうことで、例を出すなら任意返済を一度もしなかった人とそうでない人の場合、最終的な支払金額というのは大きな差が生まれています。
(⇒任意返済をすることで変わる借入返済)
また、金利の正確な発生タイミングというのは、毎日午前0時を回った時点で加算される事が多いです。それを利用して午前0時以降に借りて、次の午前0時までに返すことで、無利息で借りて返してを行うことも可能です。財布の中身を入れ忘れていたような状況では、それこそ財布代わりとしても使えるわけなのです。
毎日発生しているからと焦らずに
金利がいつ発生しているかを知っておくのは良い事ですが、毎日発生しているからと無闇に焦るのは良くありません。無理して返済する事で逆に必要なお金が足りなくなれば、また借り入れをして意味が無くなります。
金利を安くする為には一日でも早い返済が有効、程度に普段は意識しておけばいいでしょう。