目先だけを見ないように

どこの貸付業者もそうですが、自社の強みとなる部分は大々的に押し出しています。例えば『業界最高水準の低金利!』などのキャッチフレーズは消費者にとっても非常に魅力的で、宣伝しない手はありませんね。
(⇒借り入れで低金利が重んじられる理由

特に時限的に行われるキャンペーンというのは非常に目立ちます。金融業者のキャンペーンの大半は金利に関わるものであり、それも低金利だけでなく、期間限定とはいえ無利息で借りる事もできます。
(⇒無利息で借り入れられる条件とは?

こうした目先の条件は非常に有用な一方で、目先だけにとらわれる人にとっては、良し悪しな一面があります。何故こうした目立つ部分だけしか見ていないとダメなのか?その理由についてお教えします。

目先の情報だけにとらわれていると長い目で見た時に失敗する

そういう意味では、キャンペーンでの低金利というのは非常に良い例です。キャンペーンにて限られた期間のみ無利息となっている場合、確かにその限られた期間内に借りて尚且つ完済できれば、実質負担は0で利用できるという事です。これはとてつもない魅力ですね。

ただ、それは『無利息期間内に借りて、期間が終わる前に全てのお金を完済する』事で最大の恩恵が受けられます。無利息期間が終われば普通に金利が発生し出しますし、そうなると普通の借り入れと変わりません。

それが住宅ローンの場合なら尚更で、大抵こうした金利キャンペーンというのはせいぜいが一ヶ月間くらいのものですし、三ヶ月くらいのものとなると大抵はカードローンのみとなります。住宅ローンというのは完済まで長引くのが普通であり、二十年くらいの返済期間のうち一定期間のみ無利息となっても、物凄い恩恵とは言い難いです。

こうした低金利キャンペーンに際しては『期間内に返せないなら初めから低金利の借り入れの方が良い』事も多く、キャンペーン終了後の金利の値についてもしっかり確認しておかないといけません。

その他の条件についても同じ

今回は金利キャンペーンという最も分かりやすい例を用いて説明しましたが、他の条件についても同じです。例えば最も金利が低い借入枠に申し込んではみたものの、限度額が物足りずに結局一枚ではどうこう出来なかった…となってしまう事もあります。

欲しい条件が決まっていたとしても、他の条件についても確認をしておくのは鉄則とも言えます。焦らず選ぼうとしている借り入れ先の情報を出来るだけ多く把握しておきましょう。