気軽に行なってはならないこと

お金の借り入れ自体がそうですが、基本的に借り入れに関する事はよく考えもせずに行うのはよろしくありません。お金に切羽詰まっている時に申し込みに際して悩み過ぎるなどは少し考え物かもしれませんが、急いでない時の借り入れ検討については、考えすぎるという事はなかなかありません。むしろ慎重であればあるほど好ましいと言えましょう。

その中でも特に気軽に行ってはならない事と言えば何でしょうか?やはりリスクが大きいものほど熟考が必要で、そういう意味では住宅ローンというのは返済以外にも税金の兼ね合いやマンション購入なら立地条件など、かなり慎重にならざるを得ないでしょう。
(⇒住宅ローンについての基本

返済に困った時も同様です。借りる前から返済についてはきっちり考えておく必要がありますが、しっかり考えていてもお金に関する事というのはなかなか安定しません。その中で「お金を返せないなら破産宣告すればいいや」というのは、間違っても気軽に行なってはならないのです。

破産宣告を気軽に行なってはいけない理由

お金が返せなくなった時の解決策の一つとして破産宣告というシステムがあります。これは効果の解説としては今現在の借り入れの負債を免除するというもので、一見すれば「返せないと思ったらすぐに使えばいいんじゃ?」と思うかもしれません。確かに何のデメリットも無いようなら使ってもいいですし、実際にデメリットが無ければ金融業界は破綻していたでしょう。

まず破産宣告というのは、事故記録として信用情報に登録されることになります普通に返していて期日に遅れただけでも結構な問題となるのですが、破産宣告となるとまず数年は融資を受ける事ができません。具体的には何年間借りられないとは決まっていないのですが、それでもすぐに融資が受けられないというのは厳しく、同時に買い物でのローン購入も不可能になる事から、実は相当生活が不便になります。

さらに、財産になる物は基本的に没収となります。パソコンやテレビくらいは見逃してもらえるのですが、住宅ローンを組んでいる場合は当然住宅も没収される事になり、本当に生きるための最低限以外の物は残りません。

本当の意味で最後の手段が破産宣告

このように、破産宣告をしてしまうと今後は質素な生活を余儀なくされてしまいます。そこまで追い詰められる方がマシという状態で破産宣告は行うものであるという事は肝に銘じておき、気軽に使おうとしないようにしましょう。

住宅ローンが大変なだけなら、民事再生を使うほうが良いので、簡単にマイホームを手放す事を考えない方が良いでしょう。