マンション購入は決して安くない
マンションを購入するというのは、一括で購入する人がほとんど居ない事からお分かりだと思いますが、決して安い買い物とは言えません。
（⇒住宅は一括でも購入できるの？）
住宅ローンを組んだとしても、元の金額が金額だけに、家族が暮らすマイホーム購入よりもよっぽど高くつきます。それゆえにマンション購入を安易に行う事は勧められず、熟慮の末に行うべきと言えるでしょう。
マンションで発生する費用というのは、住宅ローンだけではありません。むしろ住宅ローンの支払いだけで済むなら負担は少ないと言えますが、さすがに賃貸収入を得るにはそこまで甘くありません。マンション購入における住宅ローン以外にもかかる費用について把握しておきましょう。
マンション購入でかかる費用について
まずは人件費ですね。人件費というのは管理人、ガードマンといった保全の為の人員に割く費用となります。ちなみにマンションの管理人はオーナーが兼任できますが、住宅ローンの支払いをしていく上で賃貸収入のみに頼るというのは、いささかリスキーです。安定した仕事があるうちは管理人の方は雇う方が無難でしょう。
次に維持費ですね。例えば通路には電灯が設置されている事と思いますが、それらの電球が切れれば当然入れ替えが必要となります。他にも地震などでのひび割れといった建物へのダメージも当然オーナーが費用を払って直さないといけないので、それらの備えについても重々配慮が必要となります。
そして何よりは税金です。マンションというのは高額な財産で利益を生む存在であると同時に、固定資産税といった財産ならではの費用が発生します。しかもマイホームに比べてより高くついている以上、税金というのも馬鹿になりません。税金支払の季節というのは、オーナーにとっては頭痛ものとも言われているくらいです。
住宅ローンだけでない課題
今回話したのが主な出費ですが、ここに住宅ローンも加わるとなると、実際はローン完済までは利益がほぼ出ないという事も無いわけではありません。あくまでもローン完済というのは最重要であり、ローン支払後も今回上げた費用の発生がある事を忘れてはいけません。
まずは完済を目指して手堅く払っていき、ローン支払いがある間の賃貸収入はいっそ費用に全て回すくらいの覚悟をもちましょう。