マンション購入相続の注意
住宅ローンを払い終えて無事にマンションを購入出来たら、その物件は購入された方の立派な財産となります。元々が高額ですし賃貸収入も得られるという事で、資産価値は高い部類に入るでしょう。
そしてこうした資産は権利者の方が老いれば財産として自分の子供などに相続させる事を考えると思います。相続前に権利者の方が死亡してしまえば遺産相続となり、同様に血族に相続される事になります。
マンションの相続となるとその恩恵が非常に大きそうに見えますが、相続に際しては財産に比例した問題が発生します。それは相続するときに税金が発生するのです。
（⇒住宅ローンでマンションを買うなら税金にも注意）
マンションの相続税は馬鹿にならない
マンションなどの財産は相続させるときに、相続税というのが発生します。これは財産に応じた税率となり、それがマンションのように非常に高額になると、発生する税金が途方も無い額になることがあります。
これがマンションを購入して相続する際の問題で、場合によっては相続時に発生した税金を払う為にマンション自体を売却するような、とても無為な結果になりかねません。さらに税金が払えないなら国に物件を没収されてしまうので、思わずこの相続税の存在に対して懐疑的になってしまう事でしょう。
そして住宅ローンが残っている状態で相続する場合、ローン支払い中の税金がいくらか免除してもらえるように、この相続税というのも安くなります。ただ、ローンが残っていて相続すれば負債もそのまま相続されるという事であり、相続した側の方の負担になってしまいます。
とはいえ、支払いが残っているうちに相続というのは大抵が支払者の方の死亡が原因である事が多く、その場合は住宅ローンを組んだ際に加入する死亡保険によって全てローンが終わる事になります。つまりは遺産相続という形で相続税のみの心配をすることになるでしょう。
相続のメリット・デメリットを考える
マンションという魅力的な資産の相続というのは、上記のように負債を抱えるリスクもはらんでいるのです。相続税というのはパーセンテージだけみればそこまで大きな数値に見えないのですが、マンションともなると元の額が額だけにとても無視出来る値ではありません。
従ってマンション購入者の方は相続の予定があるなら、住宅ローンを組む時点から相続税に対しての対策が必要です。相続したばかりに手放すような結果だけは避けておきたいところですね。