最悪の場合も想定しよう

住宅ローンというのは、まず事前に『本当に安定して長期に渡る返済が可能か』を自分でも調べる事が大事です。銀行側も住宅ローンとなると審査も厳しくなりますが、最終的には自分次第で払えもするし払えない事もあるのです。
(⇒住宅ローンは長期的な視点で返済を考えよう

審査に通過して無理をしなければ払っていけますが、やはりお金に関しては完全な安全というのは難しく、時には自分にとってどうしようもない要因にて払えなくなる可能性もあります。

もちろんそうならないようにするべきですし、考えたくもない事ではありますが、最悪の場合の事も想定する必要があります。使わないに越した事はありませんが、もしも住宅ローンが返せないなら『任意売却』を検討してみましょう。

任意売却で住宅ローンの問題を解決

任意売却というのは、一言で説明するなら『ローンを組んで購入した物件を売却する事』です。売却によって発生したお金をローン支払いに回す事で、住宅ローンという大きな支払いから解放される事が狙いです。

ただ、任意売却というのは銀行側からも損が出てしまう事が多く、担保として権利を持っている以上は、なかなか応じない事もあります。破産宣告などをする事でさすがに手放さざるを得ない場合はしょうがないかもしれませんが、むしろ破産宣告の方がより銀行からしても損が大きいでしょう。
(⇒自己破産をしたくない理由

むしろ任意売却よりも民事再生を使うほうがまだ良いように、せっかくローンを組んで購入したものを手放すというのは、ほとんど私達にとっては損しかありません。破産するよりは任意売却かもしれませんが、それ以外の方法全てを検討した上で再度検討するくらいにしておきたいものです。

まずは返す事から考えよう

最悪の場合も想定しておいたほうが良いとは書きましたが、何もそのことばかり考えてネガティブになるのはいけません。基本的に住宅ローンの返済というのは、組めさえすれば過度のギャンブルでもしない限り、何とか支払っていけるものなのです。

事前に遅れずに返済するための方法を考えておくほうが建設的ですので、最悪の場合というのは頭の隅程度に留めておいてください。