借り入れは相互で影響し合う

お金の借り入れというのは信用情報として記録されています。お金の借り入れと言っても様々なものが思い浮かぶと思いますが、原則として『お金を借りている』という形になるなら、ほぼ全てが記録されていると思ったほうが良いでしょう。

現金の借り入れ…カードローンなどの利用は、比較的分かりやすいでしょう。カードを使ってお金を借りるだけでなく、ATMから借入状況を確認することもできるのですから、最低でもひと月に一回は確認をしておきたいところです。
(⇒カードローンについての初歩的な知識

そして買い物をローン購入した場合も借り入れとなります。前述した現金借り入れに比べるとお金が手元に残らない事が多いので分かりにくいですが、これも借り入れとしてしっかりと記録されているのです。

現金借り入れはローン購入にも影響をおよぼす

従って、現金借り入れにしてもローン購入にしても、きっちりとお互いが影響しているのです。こっちはカードローンだから、こちらはローン購入だから…という風に分けて考えていると、肝心なときに借りられない事になります。

例えばローンの中でもかなり厳しい部類に入る住宅ローンですが、借りる金額が非常に大きいため、有担保ローンと言っても簡単に誰でも通過できるわけではありません。そういう意味では、簡単に通過できる買い物ローンの中でも住宅ローンは別格と言えましょう。

そんな住宅ローンは、カードローンなどですでにそれなりに借り入れがある場合、断られる事が多いです。これは住宅ローンにおいても信用情報として現在の借り入れ利用状況を把握しているからであり、カードローンなら問題ない…と思っていると、こうした大きな借り入れが出来ない事が多いのです。

時には『すでに借りているお金を全て完済すること』が条件として指定されることもあります。それくらい住宅ローンは厳しく、他のローンにおいても過剰な借り入れがあれば組めない可能性もあるのです。

さらにクレジットカードなども影響

同じく金融商品でもあるクレジットカードの利用についても、ある程度は参照されます。現金借り入れからさらに離れている為ローンよりかは厳しい見方はされないかもしれませんが、毎月使っているような方は注意しておきましょう。
(⇒クレジットカードの基本構造

不要な借入枠は解約するなどして、大きな融資を受ける前は金融情報の整理も行なっておきましょう。