現金だからこそ気をつける事
お金…とりわけ現金というのは、クレジットカードなどが発達した今でも非常に重要なポジションに居ます。クレジットカードが使えて現金が使えないというのはあまり聞きませんが、現金は使えるけどクレジットカードは無理…というのは珍しくもありません。
(⇒クレジットカードの使い方)
ゆえに詐欺が狙うというのは大抵が現金です。クレジットカードの不正利用というのは利用履歴がしっかりと残るので追跡も可能ではありますが、現金の譲渡というのはなかなか立証が難しくなっています。詐欺業者が丁寧に書面などを残す事は非常に稀で、お金を取り上げたら後は音信不通…とされてしまうのが一般的です。
そしてそれは金融業でも同じです。現金を必要とする方が多いからこそ、現金借り入れを偽った詐欺業者というのは今でも数多く存在しているのです。
現金借り入れは闇金融にご用心
現金を借りる場合は大抵は銀行か消費者金融に頼る事になります。これらの場所から借りればそんなに問題は起きませんが、万が一闇金融業者に頼ってしまった場合、大変な事になります。
現金というのは多くの人を呼び寄せる魔力とも言える力を持っており、お金に困った際にはまっさきに現金の調達を目論みます。インターネットの発達でお金のやり取りもデータ通信で行える時代ではありますが、目の前に現金を用意できる強みには到底及びません。
ゆえに、闇金融業者というのはそうした現金を扱うように見せかけて、不正な利益を挙げているのです。闇金融業者から借りればまともな返済が出来ずに負債が増え続け、法的措置を施さない限りは解放されないでしょう。
現金借り入れというのはこうした詐欺も多く、甘い話には最大限注意を払わなくてはならない理由は、ここにあると言えるでしょう。
買い物でのローンは詐欺は少ない
その点買う物にもよりますが、買い物に際してのローンというのは詐欺が少ないです。
買い物ローンは購入する店で組むというわけではありませんが、そもそもローンを組む先にしても購入店舗の信頼に関わるのですから、怪しい業者を選ぶはずがありません。住宅ローンなら銀行とのやり取りになりますから、尚の事安心でしょう。
ただ、霊感商法のように効果が怪しいものを高額で売りつける際の分割購入などは色んな意味で合法スレスレです。ローンが組めるからと安心せずに、その場合はクーリングオフなども出来るか購入前に尋ねておきましょう。
現金の便利さと怖さ
現金というのはお金のやり取りにおいて最も力があると言っても過言ではありませんが、その反面で今回紹介したような詐欺が絡む事が多くなります。
いつもニコニコ現金払いとは言ったものですが、現金払いだからこその詐欺業者の存在には注意しましょう。金融が絡むなら尚更ですね。