マンション購入はローンが終わるまでが山場
無事に厳しい住宅ローンの審査に通過し、欲しいマンションの購入も出来ていよいよ賃貸収入が手に入る!そう考えると苦労した甲斐もあるっていうものですよね。
しかし、購入=すぐさま賃貸収入とは考えない方がいいでしょう。本来マンション購入というのはかなりの熟慮の末に行うものであり、最初から黒字と考えるのは少々楽観視が過ぎます。
「マンション購入っていうのは楽に資産運用が出来るわけじゃないの?」と疑問をお持ちの方も多いでしょうので、時にはマンション購入の厳しい一面についても直視しておくと良いでしょう。
ローンを終えるまでは原則として賃貸収入はアテにならない
マンション購入と経営を経験された方は、口を揃えて「マンション購入は黒字への即時転換は難しい」と言います。それは何故なのか?
まずは基本的にマンション購入は住宅ローンを使うという事があります。それ自体は当たり前の事過ぎて考えないかもしれませんが、賃貸収入と住宅ローンの差し引きの値というのを考えてみましょう。
単純に考えて、住宅ローンが終わるまでは賃貸収入というのは支払い分が差し引かれる事になります。しかも住宅ローンが払えないとマンション自体が没収される事になり、今までの苦労が水の泡になってしまいます。
「ローンの支払くらいなら何とかなるんじゃないの?」と思う方も多いでしょうし、事実としてローンの支払だけなら賃貸収入から差し引いても十分かもしれません。しかし、マンションを購入するという事は同時に様々な費用も発生するという事でもあります。それらに備える&常に払い続けるにはローン支払いの兼ね合いも考えないといけないという事ですので、ローン支払いがある間は賃貸収入がアテになるとは一概にいえないのです。
ローンを終えない事には安心できない
ローン支払いが終わっても他の費用はかかる事も考えれば神経質すぎるように見えるかもしれません。しかし、前述のとおりローンがある間に払えなくなると全てが無駄になります。
ローンが払えないという事が一番無駄になりますので、これを最優先で避ける為に、ローン支払い中は油断してはならないのです。