焦った申し込みは危険
お金の借り入れるには申し込みが必要であり、申し込みが受理された時点で審査が開始されます。これは昔から続く決まりとも言え、これを怠ってはまともな借り入れはできません。審査不要というのは紛れもなく闇金融業者なのです。
つまりは申し込みという過程は飛ばす事が出来ないという事で、急いでいる方の中には「どうしてもお金が必要なのに審査に落ちたらどうしよう」と考えている方も居るでしょう。その場合の解決方法として行われている事は何だと思いますか？
それは同時に多数の借り入れ先に申し込む事です。申し込み用紙やインターネットからなら一度に同業他社の数々に申し込む事ができて、最悪ここが落ちても別のところで通過できれば…という考え方ですね。これは一見して合理的に見えます。
複数申し込みは可能な限り避ける
しかし、これは本来なら避けたい行動の一つです。金融商品の利用履歴というのは信用情報としてリアルタイムで記録されており、どこの業者に申し込んだのかというのも記録されています。
そしてこの情報は借り入れ審査時に閲覧されており、同時に他社にも申し込んでいるのが申し込み先に発覚してしまいます。これが発覚した場合は「たくさん申し込んでいるのだからお金にとても困っている」と業者に判断されやすく、お金に困っているという事は返済能力にも困っていると思われてしまいますよね？つまりは、同時申込みというのは審査落ちのリスクが増えてしまうのです。
ただ、同時申し込みが必ずしも失敗ばかりを生むわけではありません。全ての借り入れ先が同じ審査条件でないように、どこかが落ちてもどこかが受かっていたり、収入に余裕があるようならどこも通過できる可能性というのもあります。ただ、複数に申し込んでいる都合上、限度額はあまり期待できないのは理解しておきましょう。
出来れば一社ずつ確実に
急いでいるから…というのは分かりますが、原則として申し込みというのは一社受けてから次へ、という風にするのが鉄則です。それに時間に余裕があるなら一社で豊富な限度額を用意しておく方が長く使える借り入れになりますし、基本的にはリスクに見合った融資内容にはなりにくいのも使いどころに悩むでしょう。
住宅ローンの審査は複数同時に受ける方も多い事から、とりあえず審査を受けるだけなら問題ないようです。複数の金利プラン毎の審査もあるようなので、安い金利とそうでない金利の双方を受けてみるのも手でしょう。