利用状況把握は基本
借り入れにおける利用状況というのは、返済を安定して続けていく上で大事な事です。利用状況を確認する事で返済の進行状況を把握する事が出来るので、これをしていないと借り入れに対して無関心と思われても仕方がないでしょう。
利用状況の把握は利用明細票から確認できますが、この利用明細というのがなかなか曲者であり、借り入れ業者によっては一切紙面を扱っておらず、確認の為にはインターネットに接続しないとダメであったり、もしくは有料にて紙面発行をしている場所もあります。
それゆえに「まあ見なくても毎月口座から引かれているし大丈夫」と考えて利用明細を見ない方も多いですが、実際はそんなに簡単に考えて良いものではありません。利用明細というのは、様々な面で役立つのです。
利用明細を見る事で分かる事
まず利用明細で分かる事と言えば、前述のとおり返済状況でしょう。これは一体どれだけ払ったか、どれだけ残っているかがすぐに分かるので、家計簿なども合わせて返済の整理をするなら、重要な情報となります。
(⇒借り入れの返済には家計簿も役立つ)
残高次第では一括で借り入れの返済が可能であり、そうする事で金利の節約もできます。金利節約の為には逐一自分の状態を知っておくのも必要なのですね。
また、万が一金融業者側の不正があった場合でも、この利用明細を確認していないと分からなかったり、何かの訴えをする場合でも証拠として残るものなので、きちんと管理していないといざという時に困る事になります。
グレーゾーン金利を扱っていた頃には過払いが多発していましたが、今ではそんな事はほとんどありません。とはいえ消費者金融を偽る詐欺業者も完全に消えたとは言い難いので、最悪の場合の想定もまた必要でしょう。
住宅ローンは特に慎重に
それこそ数回の返済で終えられるような小口の借り入れならともかく、住宅ローンのように数十年にもなる返済を続けていくのなら、事ある事に利用状況を確認しておくのは大事です。
長期的な返済ではどうしても漫然と行なってしまうという方が少なくありませんので、そうした気分を引き締める意味でも、利用状況確認は怠らないで下さい。