無利息の利点には欠点もつきもの
お金の借り入れにおいて利息が低ければ低いほどよいというのは誰しもが同じです。低金利というのは各社がこぞって宣伝する部分なので、数値だけを見るならすぐでしょう。
中でもとびきりの低金利なる場合は、金融業者が開催するキャンペーンが関わっている事が大半です。普段ならあり得ないような低金利で借りる事ができる機会というのは、ご自身の利用タイミングに重なっていればこの上ないチャンスです。
時には低金利どころか無利息という、ある意味では究極の理想形とも言える金利になる事があります。これは事実として『金利がないうちに借りて返せば一切の金利負担がない』という事であり、ローリスクで借りられるという事なのです。
無利息ローンでもペナルティは変わらない
ただ、無利息であっても返せない場合のリスクは変わらないという事は忘れてはいけません。買い物ローンだとキャンペーンなどで『○回払いまでなら無利息!』という事が良くあり「無利息なら借りてないも同然」と思い込む方がいますが、それは間違いです。
(⇒買い物ローンの基本的な使い道)
買い物でのローンというのは、買物金額を借りて支払っているという状態です。つまりは利息が無い場合でも借り入れには変わりなく、ローンを払い終えるまでは借りている状態であるのには変わりありません。金利発生のみが借り入れというわけではないのです。
従って無利息ローンにおいても払えなかった場合、ローン購入のデメリットである商品没収が発生することにもなります。金利が発生していないから大丈夫と思い込むのは、自分の首を締めかねないという事ですね。
無利息期間の日数にも注意
さらに買い物ローン場合、前述のとおり『一定期間までなら』無利息という、分割回数によっては金利が発生する場合があります。その場合で無利息ローンを使いたいなら事前に無利息で返せる限界を把握しておき、しっかりと払える範囲で期間選択をしておきましょう。
無利息というのは永久に続くものはない、くらいに考えておきましょう。