任意返済はすべきか否か
お金を借りたらとにかく早く返すのが金利節約に繋がります。金利は毎日加算されている都合上、一日も早い完済は精神的なだけでなく、経済的にも楽にしてくれるのです。
早く完済するには月々の負担を増やすというのが一番楽ですね。月々の支払額を増やせば口座引き落としにしておけば指定された金額が引かれるので、手間が一番少ないと言えるでしょう。給与振込口座と同じ口座にしておくと、お金の移動も無く楽ですね。
しかし、口座内の金額が常に支払額ギリギリの場合、うっかりすると引き落としミスが起こる事があります。それを防ぐために月々の支払額にある程度余裕を持たせて、余ったお金を任意返済で別途返していくという方法も有効です。振り込みの手間さえ惜しくないなら、この方法がより確実と言えましょう。
この任意返済というのは文字通り任意なので返すも返さないも自由なのですが、カードローンのような現金借り入れや住宅ローンのような長期返済だと、任意返済をするべきかそうでないかが分かれます。両方のスタイルから見て考えてみましょう。
カードローンの借り入れなら任意返済は積極的に
カードローンやキャッシングと言った現金借り入れの場合、毎月の支払額というのはかなり抑える事ができます。借入額によっては一万円以下の支払いでも対応が可能であり、最低支払い額の返済と任意返済を組み合わせた方法が役立ちます。
それにカードローンの金利は全体的に高めですので、より早い完済が多額の金利節約に繋がります。住宅ローン以上にカードローンは任意返済の意味合いが大きいのです。
住宅ローンなら無理して返済しない方が良い
それに対して住宅ローンですが、こちらは借入額の大きさゆえに元々が20年以上になる事もある長期返済になりがちで、さらに金利も1%台がほとんどという事もあって、無理をして任意返済するほどメリットは多くありません。
もちろん任意返済出来るならした方が楽になるのは事実ですが、毎月の支払額が元々高いので、任意返済をあまりし過ぎると生活に余裕がなくなってしまいます。もしも余裕がある場合、余ったお金を貯めておき、年に数回に分けて小出しに返済していく方が安全性は高くなります。
(⇒ボーナス無しで多めに返済するコツとは?)
任意返済は任意である事を第一に考える
任意返済というのは借入返済の有効な手段であると同時に、あくまでも『任意で』払っているという事を忘れてはいけません。
例えば第三者に無理矢理任意返済を求められたとしても、生活が危ないなら無理に応じる必要はありません。あくまでも生活に支障がない範囲で返していきましょう。