住宅ローンを実際に使った人の意見を聞こう

住宅ローンに関する情報というのは、ウェブ上にはそれこそ数えきれないくらいの量が存在しています。借り入れ先の公式サイトや個人の方が作られた豆知識集など、参考になるものは多数あります。

しかし住宅ローンというのは使ってみるまでは分からない部分も出てくるでしょう。その理由は様々ですが、やはりお金を借りるという練習するには実践しにくい行為なので、ただ単に情報を見ただけでは使用感までは伝わらないでしょう。

そこで今回は住宅ローンを実際に利用されたお二方の感想を紹介します。良い事ばかりではありませんが、現実に即した意見を聞いておくというのは、あなたがこれから先住宅ローンを使うにあたって、きっと役立つ事でしょう。

マイホームを購入したAさんの意見

住宅ローンで買う物の多くは、やはり家族の憧れの象徴でもあるマイホームです。Aさんはそんな家族の夢を叶える為にマイホームを購入されましたが、やはり完済までは大変だったようです。

「ええ、やっぱり住宅ローン返済中は決して楽とは言えませんでしたね。我が家では妻が主に家計管理しているのですが、そのおかげでローン返済中は私の小遣いも減ってしまいましたよ(笑)」

なるほど、やはり住宅ローン返済中はどこの家庭も余裕が無いものなのですね。

「全くですね。ただ、親に聞いていたほど金利が高いわけでも、地価が高いわけでもありませんでしたね。不況になって私の収入も少しばかり心許なくはなりましたが、その反面で住宅そのもの、そして地価が下がった感じでしょうか?そのおかげでマイホームに手が出たんだから、一概に不況を呪うわけにもいかないかも(笑)」

確かに不況の影響で住宅などの物件や土地そのものの値段、さらには住宅ローンの金利までも下がっているという状況は、Aさんのような見方が出来れば、マイホームというのはむしろ身近になったのかもしれませんね。住宅ローンの金利が使いやすい値でまだ変動しにくいのも見逃せないかもしれません。

マンションを購入したBさんの意見

Bさんは住宅ローンにてマンションを購入した、いわばオーナーとも呼べる存在です。オーナーというと非常に羽振りが良さそうな響きですが、現実はそんなに甘くはなかったようです。

「みんなオーナーって聞くと凄く儲けていると勘違いするんですけど、実際は赤字にしないようにするので精一杯という方も多いですよ。私自身、別の仕事での収入がメインなのですから、賃貸収入で全て賄うのは現状では難しいですね」

なるほど、マンションのオーナーになったからと言って、そうそう景気が良い話ばかりが出るとは限らないのですね。
(⇒マンションオーナーはどんな存在?

「そうですね。まだ住宅ローンの支払いが終わっていない以上、賃貸収入はローン返済以外は何かの備えの為に貯め込んでいるような格好ですね。私は管理人だけでなく会計士の方も雇っているような形なのですが、毎回会計士の方にも『ローンが終わるまでは賃貸収入はアテにしない方が無難ですね』と言われているくらいですし」

資産運用の憧れとも言えるマンション経営は、住宅ローンが残っている限り楽観視は禁物みたいですね。

住宅ローンは楽じゃないけど便利

住宅購入というのは多額のお金が必要で、それを賄う便利さと返済の大変さが同時に存在しているのが住宅ローンと言えそうです。今回の実際使った意見を元に、皆さんも住宅ローンの活用法やタイミングを考えてみましょう。