住宅ローンオススメの金利とは?
住宅ローンの金利にまつわる理想は数ありますが、金利タイプ自体に今回は注目してみましょう。もちろん低金利である事がどんな借り入れにおいても最優先なのですが、平均的に見てもかなり低い住宅ローンの金利なので、そこまで金利のみにこだわって探さずとも、落とし所は見つけやすいと言えます。
ここで言う住宅ローンの金利タイプというのは固定金利と変動型金利の事です。変動型金利というのは基本的に金利が安い代わりに、金利変動があれば返済途中であっても変更後の金利で再計算されます。固定金利はその逆で、変動型金利よりも平均して金利が高い代わりに、一度契約を結ぶと完済まで支払額は変わりません。
今の金融業界では住宅ローンも含めた借り入れにおいては変動型金利が多く、それこそ固定金利は住宅ローンくらいでしかなかなか見かけない選択肢です。そんな住宅ローンにおいてどちらが良いかと言えば、個人的には固定金利をオススメしたいと思います。
私が固定金利を勧める理由
固定金利というのは上記のように基本的には変動型金利よりも高めの金利になりやすく、初見におけるイメージはどうしても悪くなりがちですが、よくよくメリットを見てみて下さい。
まず固定金利という事で、完済まで一体どれくらいの金額が必要なのか、変動型金利以上にはっきりと把握する事ができます。変動型金利でも最初から最後まで見る事はできますが、それはあくまでも今現在の金利での計算であり、変動してしまうと計画にズレが生じる事になります。神経質に考え過ぎと思われそうですが、最初からどれくらいははっきり分かっていると、一括返済の時期も含めた計算もかなり楽なのです。
(⇒住宅ローンにおける一括返済の使い方)
また、今現在(2013年5月現在)で言えば、円安で景気回復の兆しが見ている状態となっています。今までの借り入れにおける金利というのはどこも不況下による下方修正が多かったのですが、景気回復が見込める状態でいえば、金利が上がる可能性の方が高いです。すでに借り入れ金利が底値に近い状態であるからして、変動型金利がこれ以上下がる可能性は低いでしょう。
固定金利を選ぶタイミングとして現在は悪くはない
以上の事から、今の金利のまま固定して住宅ローンを払う方が、損をする可能性が低いと思います。もちろん私の推測なので必ず当たるとは言えませんが、景気の流れから金利の変動を読む材料として参考にしていただけると幸いです。